更年期の症状

女性は、閉経周辺期(45~55歳)の頃から、身体並びに精神状態のさまざまな変化に遭遇します。この時期を更年期と呼び、自然現象としての卵巣機能の低下がその主たる原因と考えられていますが、家族、仕事におけるストレスなどもその引き金となり得ます。しかし、更年期の症状・原因・対処法をしっかりと学んでケアすれば、決して恐れるものではありません。更年期女性は加齢による変化と、エストロゲンの低下、欠乏により、自律神経失調症(のぼせ、ほてり、発汗)などのさまざまな症状がみられる他に、下記のような障害や疾患が現れることがあります。

当クリニックでは、女性ホルモン剤、漢方薬などを組み合わせて、一人ひとりの女性にあった治療を行います。決して我慢をせず、快適な更年期の乗り切り方をご一緒に考えましょう。ただし、なんでも更年期症状と決めつけるのは危険なこと、何か他の病気によって症状が起きていることもあります。そのような場合には、適切な診療科へのご紹介もさせていただきます。

※新型コロナウイルスの感染により、全身の凝固能が亢進し、血栓症が生じやすくなることが知られています。婦人科でよく処方されるエストロゲン製剤(低用量ピルや更年期のホルモン補充療法等)の副作用として血栓症が有名です。新型コロナウイルス感染によりエストロゲン製剤を服用している患者さんの血栓リスクがどの程度上昇するのかは不明ですが、現時点では、感染が判明した時点で中止し、再開時期は感染が治癒し生活の制限がなくなった以降をおすすめします。


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※患者さまのご相談を見過ごさないようにするため、ご記載は赤ペンにてお願いしております。